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カテゴリ:舞台にまつわる話( 123 )
『LOVE LETTERS』 岡田浩暉 × 彩輝 直
あらすじなどは こちらから

まじめなアンディと、奔放なメリッサ。家柄に誇りを持ち上昇志向の強いアンディと、家族の愛情に恵まれず心を病んでしまうメリッサ。
ときにはそれぞれ強さをぶつけて反発しあい、ときには強さと弱さがぴったりと引き合う。そんなふうに、お互いの心が分かちがたくからみあっている様子が、とても伝わってきた公演だった。『LOVE LETTERS』を観るのは5回目くらいだけど、これまで気づかなかった、アンディとメリッサの隠れた一面が見えたような気がするからだろうか。

上院議員になったアンディが、人目を忍んでメリッサのもとへ通っているときの手紙。「寸暇を惜しんで…」という短いフレーズには、心のタガが外れたアンディの密かな喜びがいっぱい詰まっていた。岡田さんの声を聞いたとき、「おぉ! アンディそんなにうれしいのか! もしかしてメリッサよりはしゃいでるんじゃないの?」とびっくりさせられたもの。
その意外性が強く印象に残っただけに、最後の手紙では、彼の喪失感が余計大きく感じられた。「…人生のほとんどがメリッサさんとともにありました」「確信を持てない言動をするときには、いつもメリッサさんがそばにいました」(セリフ細かいところ間違ってるかも)。友情でもあり、愛情でもあり、家族でもある、そんな得がたいきずなを失ったアンディの悲しみ。

彩輝メリッサは、孤独に陥って次第に心がむしばまれていく過程での声が忘れられない。メリッサらしいやんちゃな様子が消え失せ、沈んだ声で「ひどいうつ病。自分がだれだか分からなくなってしまったの。これにはまいった…」と告白する表現には、なぜだか泣きたくなってしまった。いつもは、ここで涙が出ることはないんだけど。

冒頭は二人とも声のテンションが高く、朗読というより動かない芝居を観ているようだった。感情が入り込みすぎたのか、岡田さんはせりふのつまづきが目立ったし、彩輝さんは風邪気味のようでステージでも小さく咳をしていた。正直それは残念だったけど、アンディとメリッサの心の裏側まで感じさせてくれたステージは、観て良かったと思う。LOVE LETTERSの魅力を、またひとつ教えられたな。
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by redandblackextra | 2006-02-24 00:38 | 舞台にまつわる話
『ベルサイユのばら』 写真見て、まだひたってます…
観劇して一晩たつと、違和感覚えた部分はどうでもよくなり(まぁ勝手ね!)、「良かったなあ」としみじみ感じ入ったシーンばかりが繰り返し思い出されます。そう、舞台写真を何度も見返しては、いまだにひたっているのです…。

舞台写真が充実しているといえば、このサイトでしょう。
◎産経新聞ENAK STAGE GRAPH
※コメントいただいたapolloさんのサイトで教えていただきました。
ストーリーにそって舞台写真をたくさん観ることができます。写真の数でいえば公演パンフレットより充実しているかも?

お次は、宝塚歌劇団の特設サイト。公演の紹介にとどまらず、「女性にとって『ベルばら』とはどんな存在なのか?」というテーマでアンケートを募ったコーナー(Woman's Vitamin)のほか、歴代公演のポスター、当時の様子をしのばせるコメントなど、かなりこだわりのあるコンテンツです。
◎宝塚歌劇団 ベルサイユのばら特設サイト
※flash読み込みに時間かかります。
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by redandblackextra | 2006-02-20 00:54 | 舞台にまつわる話
『ベルサイユのばら』 フェルゼンとマリー・アントワネット編
昨日、ベルばらの記事を書いたときには、まさか翌日舞台を観ることになるとは思ってなかったのですが…。

朝、銀座で用事をすませたあと、地下鉄に乗る前に「ついでだから宝塚劇場のポスター見て帰ろう~」とふらふら立ち寄ったところ、「本日当日券あり」と出ているではないですか。『エリザベート』以来、久しぶりに東京宝塚劇場へ足を踏み入れました。

「ベルばら」は以前にも観たことがあるとはいえ、いざ幕が開き、目の前にピンク一色の世界が広がったときには、あっけにとられました。砂糖菓子みたいな色づかいの舞台の上に、「ベルサイユのばら」という電飾の飾り文字が踊っています。うーん、かなりのインパクト。「宝塚って、いいなあ」とほのぼの感じる範囲を超えて、むしろ強烈でした(わたしにとっては)。「♪ ごらんなさい」というプロローグの歌は可愛らしくて好きなんだけど、「もしかして場違いなところに来ちゃったか?」という違和感がしばし消えず…。

でも、オスカル(安蘭けいさん)の登場で目が覚めましたね。悩んでて、まじめで、一直線で、覚悟があって、凛々しくて。顔や腰周りなんかは女性らしい丸みがありつつ、軍人としての精神はだれよりも男っぽい。それでいてフェルゼンへの思慕を歌うときは女の声を隠しません。無理に男装しているのではなく、仕事でも自分の内面においても、苦悩しながら正直に生きていくオスカル、とても光っていました。

アンドレ(立木遥さん)は、そんな彼女を引き立たせる控えめな存在感が良かったな。オスカルへの想いをぎりぎりまで抑えているからこそ、「千の誓いが欲しいか、万の誓いが欲しいか」という言葉があんなにも熱く二人を燃え上がらせるのね……。この場面、真面目に涙出そうになっちゃったことは内緒(←だれに?)。

ただ、楽しみにしていたバスティーユダンスは、立ち見席からだとやっぱり迫力不足だったかも。オペラグラス使ってオスカルの表情を見ていたら、もっとぐっとくるものがあったかもしれません。

あ、肝心のフェルゼンとマリー・アントワネットのことを書いている余裕がなくなっちゃった…。
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by redandblackextra | 2006-02-19 00:36 | 舞台にまつわる話
『LOVE LETTERS』 過去のうらやましい組み合わせ
『LOVE LETTERS』 の公演会場では、ロビーの壁に、過去のカップルすべての舞台写真が掲げられています。へえー、こんな人もアンディ&メリッサを演っていたのか! わ、この人の回、観たかったな! などと、いつもまじまじと見入ってしまいます。

公式HPでも全公演リストが見られます。

わたしが特に心引かれる、過去の組み合わせは…

◎2003/8/22 今拓哉×匠ひびき
今さん、まじめなアンディそのまんまじゃん!再演してくれたら、絶対行く。

◎2001/12/21 今井清隆×島田歌穂
二人とも声が素敵だから、それだけで物語にたっぷり浸れそう。

◎1999/10/27ほか 市村正親×熊谷真実
全部で14演もしたんですって! 市村さんの読む最後の手紙、一度でいいから聞いてみたい。

◎1999/7/16ほか 別所哲也×古村比呂
これまたアンディにはまってる! 全部で19演という記録も納得。

◎1990/8/19ほか 役所広司×大竹しのぶ
涙止まらないこと間違いなし。ああ、でもきっともう、観られないよね…
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by redandblackextra | 2006-01-30 23:59 | 舞台にまつわる話
『LOVE LETTERS』  貴水博之 × 土居裕子
あらすじなどは こちら

まだアンディの声を引きずっている。最後の激しい告白。1幕が終わるときは、ここまで心に残るなんて、とても思えなかったんだけど…。

正直言って、アンディ役の貴水さんは、そんなになめらかに読めていたわけじゃない。感情表現もメリッサ役の土居裕子さんに及ばず、隣に並んでいるのがちょっと気の毒にすら見えるほどだった。

だけど、ラストに照明が暗く落ちていく中、アンディがはっきりと「メリッサさんを愛していた」と言う声が聞こえたときに、印象ががらりと変わった。
このセリフを、こんなに強く言っているのを聞いたのは、初めてかもしれない。

前後の文脈と同じ調子で静かに「愛していた」と言ったならば、過去の公演で感じたように、アンディとメリッサの「愛情」とは、つまるところ、恋愛とは少し違う関係性なんだろうなと思っていただろう。

でも今日のアンディは違った。恋をしていた。
50年間、メリッサをずっとずっと求め続けてきた気持ちを強い声で打ち出していて、こちらも「はっ」とさせられた。アンディは自分でやっと認めることのできた想いを、とめどなく手紙に吐き続ける。その勢いは、メリッサ役の土居さんが思わず椅子から立ち上がってしまうほどだった。

歌なしの土居さんは初めて観たけど、落ちついた声と、役へのはまり具合は、ミュージカルの舞台と変わらず。舞台にいるのが「土居さん」じゃなくて「メリッサ」に見えた。

今回、朗読の技量という点ではアンバランスなカップルだったのかもしれない。だけど、貴水さんのアンディが最後の最後に見せた裸の心は、メリッサだけでなく、こちらの涙も誘わずにはいられないものだった。

やっぱり『LOVE LETTERS』はいいな。早くも2月公演が待ち遠しくなった。
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by redandblackextra | 2006-01-30 01:05 | 舞台にまつわる話
『グランドホテル』 帝劇でロングランしてほしい
良かったなあ、『グランドホテル』…
観終わってからも、じわじわ味わいが深まる作品のようです。

1回しか観ていないけど、ちょっとした場面を思い出すたびに、「ああ、あそこにも登場人物の人生が映し出されているんだなあ」と、いろんな想いが込み上げてきます。

ホテルに泊まっている客、働いている従業員。みんな別々に生きているけれど、少しずつ交わりながら、悲しいような美しいような人間模様を描き出してくれるのよね。そんなに非日常的なことを取り上げているわけじゃない。でも、とても貴重なものを観ているような気がする…。

こういう作品こそ、帝劇でロングランしてほしいな。『グランドホテル』は特定のだれかを中心に話がまわるのではなく、全員が主役といってもいい物語。それぞれ細かい感情表現をしているから見どころがたくさんあって、何回でも通いたくなる。セットももう少し懲りようがあるだろうし、大きな劇場なら見栄えがするでしょうね。うーん、東宝さん、お願い!

(おまけ) そのほか、帝劇で観てみたい作品

◎オペラ座の怪人…地下に下りていくときの階段(?)のセット、大きい劇場で観たら、もっと迫力があるんじゃないかなと思いまして。あ、でもシャンデリアはどこに吊るしましょう?

◎RENT…大きい劇場で思う存分、若者に叫んで欲しい。日本版のRENTはいつになったら観れるだろう? ロジャーもエンジェルもミミも、演じてほしい役者さんいるんだけどなあ…。
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by redandblackextra | 2006-01-26 23:59 | 舞台にまつわる話
『ベガーズ・オペラ』 気になった人!
◎高嶋政宏さん(ピーチャム)
出掛けるときにかぶっていた、ライオン丸みたいなカツラがすごく似合っていた。何でも濃い~い感じのものが合う人なんだろうか。セリフ聞いてて、最初は「ルキーニみたい」と思ったけど、知らず知らずのうちに悪の大親分に見えてきた。はまってたな。

◎笹本玲奈さん(ポリー)
玲奈ちゃんのコゼットが観たくなっちゃった! 子役みたいに、エポニーヌと交互出演はだめなのか? ポリーの見た目は、「王様のブランチ」の「姫」(はしのえみさん?)を思わせるものがあったけど、それも含めて、少女の夢と女の業の両方を見せてくれた演技、たいしたもんだわ!

◎入江加奈子さん(ジェニー・ダイヴァー)
「あら、ファンティーヌに似ている人が舞台にいる」と思ったら、いきなり綺麗な声で歌い出したので大注目。初代キムだったとは。エポニーヌも演じたそうで…。声って、年月経っても美しさが保てるんですね(もちろんメンテナンス大変だろうけど…)。自分も、いつまでも元気な声を持ち続けていたいなあ。

◎原田優一さん(「もってこい」)
詳しくは忘れたのですが、ソロで歌うシーンが何回かありました。透明な声がポーンと2階まで飛んできたので、とても印象に残ったのです。頭の帽子のおかげで、名前が分かりました。へえ、昔のガブローシュだったんだ!
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by redandblackextra | 2006-01-25 23:46 | 舞台にまつわる話
ミーハーで失礼!
◎『グランドホテル』で一番気になったのは…

岡幸二郎さん演じる男爵の衣装だったりする。あの白いスーツ、よーく見てみたら、生地に凹凸で模様が描かれているのね。あんな服をイヤミなく着られる人って、そりゃ特別だわ。バラのモチーフかなと思ったけど、結局確かめられず。岡さん、解説してくれないかな。ライブドア騒動で溜息が消えないうちに!

◎美しいことは罪…

『レ・ミゼラブル』1月公演アンサンブルさんの写真載りました。
ちゃんと取材してくれてたのね、うれしい。

指揮者&1月出演アンサンブル千秋楽コメント

白状いたします。小鈴コンブフェールの凛としたたたずまいに、マウスを動かしていた手が固まってしまいました…。岸ブリジョン、写真ではABCカフェの名無しの学生になってるけど、こんな美しいメイクは反則だよ。これはアンジョルラス仕様のお顔だわ…。
コメントでは、伊藤グランテールのものが好きでございます。
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by redandblackextra | 2006-01-23 23:56 | 舞台にまつわる話
『グランドホテル』 ええ話やんか…
「藤木孝さんと岡幸二郎さんとパク・トンハさんを観にいこ~」と、ちゃらちゃら出かけて行ったのですが、うかつにも泣いちゃいました…。こういう作品が胸にしみじみしみるようになるなんて、年をとるのも悪くないなあと思った次第。

作品については公式ブログなど観ていただくとして… 
後に「グランドホテル形式」と呼ばれるお芝居の型をつくった名作だということも、よく知らないまま観てきたのですが、終わってみれば、「さすがに時代の試練に耐えて受け継がれている作品だわ」と、悲しい中にもいい余韻が残りました。

泣けたのは、まずオットー(小堺一機さん)が初めてホテルにやってきたシーン。治らぬ病気と全財産を抱えてこのホテルにたどりついたことを語る歌が、リアルに感じられて。小堺さん自身、大きな病気を経験したときの思いを、きっと重ねているのでしょう。

それから最後、息子の誕生を喜ぶエリック(パク・トンハさん)へのお祝いに、オットーが「男爵(岡幸二郎さん)から」と言ってシガレットケースを渡すところ。人は来て、また去り、ひっそり消える人生があれば、新たな力を得る命があって…。それでも、たった1日半を共にした人たちの間で、何かがつながっている。このグランドホテルを舞台にして。作品のテーマが凝縮されたこのやりとり、しばらく忘れられそうにありません。

わざわざ歌詞に出てくる割にはちゃちいシャンデリアとか、男爵がバレリーナ(前田美波里さん)に本気になっている様子が今ひとつ伝わってこないとか、「ステーションの薔薇」の薔薇のセットはあれでいいのかとか、突っ込みたいところも正直ありました。

それでも、いろんな人生を見つめては送り出す『グランドホテル』の大きな包容力に、今は身をゆだねていたい気分。ストーリーテラーとなる藤木孝さんの存在感のおかげかしら。
今日はこんなところで。
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by redandblackextra | 2006-01-22 23:59 | 舞台にまつわる話
『ベガーズ・オペラ』 毒があるようで…
みしみしと雪を踏みしめながら劇場へ。一日中曇っていて降り止むことがなく、日比谷から見たお濠の風景は、白と灰色の水墨画の世界になってました。

乞食たちのオペラの舞台も、色あせた感じの装置や衣装が古ぼけた味わいを出していました。2階席だったので、舞台装置が上から下までよく見えて満足。『オペラ座の怪人』のように、舞台の上には縁取り(っていうのかな? 額縁みたいなもの)が施されているし、両端にはボックス席がありました。

権力に虐げられながらもしたたかに生きる庶民が主役という点で、去年観た『天保十二年のシェイクスピア』を思い出します。時代設定は、『ベガーズ』のほうが少なくとも40年ほど前なのですが。『天保』は既存のシェイクスピア演劇のパロディで、『ベガーズ』は初演当時イギリスで流行っていたイタリアオペラを揶揄している。似てるね。

ただ、心に迫るものがどのくらいあったかを考えると、『ベガーズ』はちょっと及ばなかった気もします。あとは、そうだな… お話に毒があるようで、そうでもなかったかも。風刺という意味では『天保』の方が、ピリッと効いていたかもしれません。

悔やまれるのは、自分が「楽しみ下手だった」こと。この作品では、観客と役者さんたちが直接触れ合ったり言葉を交わしたりする演出があるけど、わたしはあまり興味がなかったので、役者さんたちが来なそうな2階席を取りました。ところが、幕間にアンサンブルさんたちが2階席まで上がってきて、おしゃべりしているではないですか。結構目が合ったり、近くを通ったりしたので、ただ見ているだけじゃなくて、ちょっと話しかけたりすればよかったかなあ。せめて、劇中劇での役名だけでも聞けばよかった。こういう舞台の場合は、客もそれくらいノリがよいほうがよかったのかもしれないなと、ちょい反省。

でも、自分が払ったチケット代に見合う面白みはあったし、プログラムが物語の理解を大いに助けるし(頑張って全部読んでいって良かった!)、役者さんたちはライトが当たってないところでも細かい芝居をしているし、観に行って良かったかな。また少しずつ感想つづりたいと思います。
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by redandblackextra | 2006-01-21 23:58 | 舞台にまつわる話
   

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
by redandblackextra
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