■RED AND BLACK extra■ 舞台と本の日記
2008-07-28T00:13:58+09:00
redandblackextra
観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
Excite Blog
印象に残ったキャストたち
http://abccafeex.exblog.jp/8371761/
2008-07-27T02:54:00+09:00
2008-07-27T03:14:32+09:00
2008-07-27T02:54:46+09:00
redandblackextra
舞台にまつわる話
はい、ここから入りますよ。
だってブレイクしそうな新しい芽を見つけちゃったもんねー。
今夜のシュルツ大尉、佐野信輔さん(だよね?)。
「状況はいま最悪!」の力強い美声に「うおっ!?」と耳を奪われた。
そして思い出しましたの。4年前に堪能した、岸・小鈴のゴールデンなシュルツ大尉コンビを。
佐野シュルツの声と身体は、あの2人に匹敵するね。「いいケツ!次は!」のオスっぽい叫び(男というよりオスと言いたくなる、ここは)も期待を裏切らない。
彼はこれから来そうな感じがする。次のレミゼのアンサンブルあたり、いたらうれしいな。
●クリスたち
照井クリス、いいじゃんか…。Why God,why? を彼が歌うと、ごくありふれた青年クリスの素朴な内面が感じられる。不安定な心を抱え、信じられる何かにすがりたい気持ち、キムと心通わせた喜び。しっかりした歌の技術を持ちながら、メロディーに流されず、クリスの心を声に表情に刻んで見せてくれてた。
藤岡クリスは「あの子は誰だ」を恐る恐る言ってたのが印象深い。狂騒の中でひとり鬱々としてるクリスの心に何かが触れた様子、自然に伝わってきた。「君は誰だ?」も難しい台詞だと思うんだけど、キムの内面を知りたい、でも怖い…という葛藤が表れた表現だったと思う。藤岡くんのクリス像、すでに掘り下げられてる感じだね。
●ジョンたち
ブイドイでスクリーンに向かって手を挙げる仕草は、岸ジョンだけかと思ったら、岡ジョンも同じことを。2004年のとき、みんなこんなことしてたっけ…?(石井ジョンはしてたかもしれない) できればここは仕草に頼らず、歌声そのもので観衆を揺さぶってほしいんだけど、どうだろう。この曲、英語版のCDだとゴスペル調になっていて、感情に力強く訴えかけてくるものがある。そんなふうに人の心の底を揺り動かす力を、2人のジョンに期待してたんだけどな…。私には、ステージから届いてくるものが感じられなかった。
岸ジョン、Dream Landではノリノリ。「だらしないぞ、どうしたんだ」とか「泣きたくなるぜお前 後悔するぜ後で」の前に、クリスに向けてちょちょっと台詞をはさんでた。ここでの遊び人っぷりが、2幕でのブイドイ救済活動に説得力を持たせているね。クリスにキムを引き合わせて、結果的にブイドイを生み出してしまったことへの後悔…。それから、クリスを殴りつけ、抱きかかえてヘリコプターまで引きずっていく一連のシーンは、彼の出番の中で一番ぐっときた。「僕が行きます 外に出たなら…」のマリウスを必死に引き止めるアンジョルラスを思い出させたからか。
●トゥイ
泉見トゥイについて、いまさら何か語る必要があるだろうか? あるとすればただひとつ、「あなたほど役にはまっているキャストはいない!」 市村エンジニアのように、限界を知らぬトゥイをめざしてほしいくくらいだ。ゼンザよりもアルフよりもマリウスよりも、トゥイの泉見さんが好き。
●キムたち
ソニンキムは歌も演技も決して一番ではないのだけど、「キムになりきってる度」では負けていない。彼女にしか表現できないメッセージが、舞台から伝わってくる。キムがクリスを信じる力、タムのために生き抜く姿が、すごくリアルに響いてくるの。
れなキムは今日観たけど、細かい演技づくりしてきてる。口づけしようとするクリスをかわして「夢、支えなのよ」と不安げに語る顔は、初めて気づいた。歌も安心して聴ける。けど、まだちょっと「頑張って演技しています」感がぬぐいきれないかも。去年のエポニーヌでも最初はそうだった。演技はわかりやすいんだけど、無条件に胸に迫る何かがあると、もっとよさそう。
●エンジニア
アメリカンドリームは、まさに市村エンジニアのものですな。ダンスする身体の線が、ぴしっと美しく決まっていて惚れ惚れする。アンサンブルに混じって同じ振りで踊る様子をみると、余計にそれがわかる。ダンスの見せ場であるこのシーンで、きちっとレベル高いもの見せてくれる市村エンジニア、尊敬する。バンコクシーン冒頭のアドリブ「まだアメリカ行けてないの」「(客は)いっぱい入ってます(と客席を指す)」は、2004年公演でもやってたものだけど、ま、それはいいや。あとひとつ、さすが!と思ったのは「ハイ、おとなしく」で今日も笑いを誘ってたこと。アドリブじゃないのにアドリブのようにハマってる軽妙なノリって、まさに彼がエンジニアになりきっているからこそ。
●アンサンブルたち
今回、バンコクシーンの日本人観光客2人組が頑張ってないですか?各エンジニアにかけられる言葉にあわせて、店の中に入っていくときの叫び声を変えてる。「突撃~~!」とか「社長~~!」とか。クラブのオーナーもいいね。市村さんが客席指して「お客さんいっぱい入ってます」なんてしらばっくれるアドリブに調子を合わせ、同じく客席に向かって「いらっしゃい」とやってた。
正直、そんなにこの作品にはまってるわけじゃないのに、語りだすと長くなっちゃうなあ…。期待が大きいからかしら。]]>
ピンが刺さっていないのは大問題
http://abccafeex.exblog.jp/8371325/
2008-07-27T00:48:00+09:00
2008-07-28T00:13:58+09:00
2008-07-27T00:48:39+09:00
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舞台にまつわる話
●ピンが刺さっていない話
私は声を大にして言いたい!
これらのシーンが、物足りなすぎるのですよ。
「見てビキニ、ぴちぴちサイズ!」
→しょっぱななんだから、声にパンチ出して「見て!」っていう強い押しをプリーズ!
「感じない!?この太もも」
→すいません、感じないんですわ、色気を… もちろん太ももそのものの問題じゃないよ。
「お尻も目がつぶれちゃう」「見せる、大事なところ」
→尻も大事なところも、見せてる様子がためらいがち。ぐっと腰使ってやらしく、プロの技を見せて。
「兵隊さんにゃ、もっと!」
→声が沈んでるよ。兵隊さんのことも観客のことも挑発しておくれ。
たったこれだけのシーンだけど、客をわくわくさせられないのは大問題。だって、ここの表現が中途半端だと、そのあとの「Movie in my mind」の哀しさが際立ってこないから。アンサンブル両方の組で見たけど、どっちもどっちだった。
レミゼでも工場長のズボンのあそこが見えてなかったり、そよ風吹いてもおったってなかったりするとすごく不満が募りましたが、それと同じ理由で、サイゴンでもDream Landの女たちにはしっかり弾けてほしいのです。
そんなわけで女番長のジジに期待したんだけど、今のところ、そそられるジジには出会えてない。今日観た菅谷さんはルックスが色っぽいけど、「あたいピンナップ、あんたのもの」の言い方に貫禄がなかったのが残念。とどめは「あそこにもピンを刺して♡」に、ねっとりしたお色気がなかったこと。まさか、「ピンを刺して」の意味わかんなくて歌ってるわけじゃないよね!?
いっそのこと、「エリザベート」のマダム・ヴォルフのもとで修行してきてほしいくらいだわ。「マダム・ヴォルフのコレクション」は、女からみてもぞくぞくさせられて目が釘付けになっちゃう。マダムヴォルフのほうは退廃的、サイゴンのDream Landはやけっぱち開けっぴろげ系と、セクシーさの種類は異なるけど、人間の一番生々しい欲望をさらしだすパワーは、本来同じのはず。
というわけで、次観るときまでにDream Landのお色気レベル大幅UPを強く希望。この場面でクリスが抱えている虚しさも、キムの絶望も、女たちがつくり出す享楽との対比があって初めて、観客の胸に訴える力を持つと思うんだよね。]]>
Still with Hedwig
http://abccafeex.exblog.jp/8202108/
2008-06-27T00:48:00+09:00
2008-06-27T00:53:11+09:00
2008-06-27T00:49:04+09:00
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舞台にまつわる話
気がついたら、LIVE会場の中野サンプラザにいたわ。
ああ~、すっごい良かった。行ってよかった。当日朝まで迷ってたんだけどね。
ミュージカル千秋楽後、すぐ映画版DVD観て、さらに深く歌の内容が知りたくなって三上博史ver.のCD(これは歌が日本語なの)を買って聴きまくり、英語と日本語の歌詞をちょっと口ずさむことができるようになったら、もう止められなかったの。ヘドウィグの叫び、感情のうねりの中に、再び身を投じたいという想いが。
「大打ち上げLIVE」と銘打っていたけど、すごくドラマだった。作・オリジナルキャストのジョン・キャメロン・ミッチェルが魅せる繊細なヘドウィグ、山本耕史が全身で表現する痛々しいまでに愛を希求するヘドウィグ。そして彼を愛する3人のイツァーク。
ジョン演じるヘドウィグが、山本トミーの額にゆっくりと銀のクロスを描いたとき、こちらもまるで奇跡を目撃したかのように身が固まってしまった。人が、人に生きる力を与えた瞬間。ひたむきな愛の力を具現化した瞬間。ホール中が、あのとき息をのんだと思う。
そういえば客席にも、額に銀の十字架描いてた人いたな。近くの席にはヘドコスプレしてた人も多かった。客席の熱さも、この日を特別なものにしていた大きな要素だと思う。
いまもCD聴きながらこれを書いているのだけど、Sugar DaddyもWicked Little TownもMidnight Radioも、改めて聴くたびに、その深さに気づかされる。
この世に生きる人は皆、多かれ少なかれ何らかの意味でマイノリティだ。はぐれ者であることに打ちのめされそうになっているすべての人に、ヘドウィグの歌を聴いてほしいと思う。宝物にしたいミュージカルに出会ったこと、今さらながらすごく感謝している。]]>
Hedwig熱、そしてサイゴン
http://abccafeex.exblog.jp/8155063/
2008-06-19T00:22:09+09:00
2008-06-19T00:22:29+09:00
2008-06-19T00:22:29+09:00
redandblackextra
舞台にまつわる話
実は見てきたその日に、TSUTAYAで映画版ヘドウィグのDVD借りたの。
で、いまそれ見終わったんだけど…。
最後の「Midnight Radio」で涙流れて止まらないですよ。
頬を伝うものの熱さに、ヘドをはじめとする孤独な人間が抱く、愛の渇望を感じるの。
身も心も裸の自分を愛し、愛されることを望む切なさに泣けるの。
涙乾かしついでに、なんとなく岸ジョンのblog観てたら、苦悩してますな。
ジョンそのものじゃん。
世界の終わりの夜のつもりで、観に行くよ。]]>
Hedwig again!
http://abccafeex.exblog.jp/8134708/
2008-06-15T19:51:00+09:00
2008-06-15T19:54:14+09:00
2008-06-15T19:52:18+09:00
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舞台にまつわる話
周りの席がみんなノリよくて、Tear Me DownからばりばりALL STANDING! ヘドとイツァークの叫びに合わせて遠慮なくこぶし挙げちゃったりて、あ~気持ちよかった。そしてWicked Little Town(トミーノーシスver.)ではうっすら涙した。ええ歌やな。「Lift Up your Hands !」の掛け声とともに腕を上げ、ふたりの声の重なりに身をゆだねる。ああなんだろう、このせつなくも満ち足りた感じは…。こんな気持ちにさせてくれる舞台、ほかにない。
日々なにかとあわただしくて、今日も実は行くのやめようかとも思っていたけど、やっぱり自分に必要な作品なんだわ。これ。山本ヘドがトミーを、そしてイツァークをいとおしむ気持ち、感性の枯れた今の自分の心にうるっときた。
2004年と2005年の三上博史ヘド、そして2007,2008の山本耕史ヘドと、公演があるたびに一度ずつ見ているけど、自分への愛、「カタワレ」への愛を求めてあきらめないヘドウィグの生き様に、揺さぶられ続けている。山本ヘドも今日、楽のあいさつで「またやりたい」発言してたね。ずっと見たい舞台だ。]]>
2007&2008
http://abccafeex.exblog.jp/7088013/
2008-01-14T00:57:00+09:00
2008-01-14T00:59:42+09:00
2008-01-14T00:57:24+09:00
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舞台にまつわる話
○昨年末に観たもの
・TANA-GALA
タナボタのガラコン。石井&岡さんの「闇が広がる」とか、育三郎クリスの「世界が終わる夜のように」とか、吉岡小鼓音さんのサウンドオブミュージックの歌(これ、聴いてて身震いするほどすばらしい声だった。映画の最後に出てくる山越えの光景が思い出されて涙出そうに…)とか、ほんと歌のクオリティに関しては期待を裏切らないね、タナボタは。
・欲望という名の電車
以前、青山円形劇場で魅了された篠井ブランチがまた観られるというので、いそいそと出かけていった。ブランチの愚かさ、哀しさにまた胸しめつけられながらも、北村有起哉スタンリーの、生生しい感情の発露に言葉を失う。伊達暁さんのミッチ、めちゃはまってたね。疲れきった心にしみいるあの優しさ、惚れる。
・モーツァルト!
井上ヴォルフ一回のみ。作品全体でみれば「なんかキッチュなつくりだな」と思うところもあるのだけど、ヴォルフの人間像は再演のたびに深く掘り下げられているよね。市井の幸せと芸術家として課せられた運命との狭間で葛藤する姿は、なかなかぐっときた。そして吉野シカネーダー。初演から何年たっても色あせず、ますます艶やかに輝くその魅力、罪だわ。
○今年観たいもの
・プロデューサーズ
・ヘドウィグ アンド アングリーインチ
・ウーマン イン ブラック 黒い服の女
・エリザベート
・ミス・サイゴン
レミゼがないから、今年はお財布的には楽勝だと思っていたけど… こんなに観る予定だったか。やばっ。]]>
むしゃむしゃ食べたりしながら聴けない曲
http://abccafeex.exblog.jp/7002520/
2007-12-27T01:01:00+09:00
2007-12-27T01:02:39+09:00
2007-12-27T01:01:24+09:00
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そのほか
一応、来年のサイゴン上演に備えて英語版CDなど聴いている今日このごろですが、それ流しながら思ったのね。
サイゴンって、むしゃむしゃ何か食べながら聴ける曲じゃないなー、と。
レミゼもそうだな。
さっきまで遅い夕食とってて、その間にちらっとサイゴンのことを思い出したんだけど、
何か食べながら聴くことが許されるような曲じゃないな、と思った。
もっと集中して向き合うべき歌なんじゃないかな。
いまは夜明けの色のワイン飲みながらサイゴンの英語版CDを聴き、これを書いてる。
ちょうど「PLEASE」聴いてるところだけど、つらいくらい沁みるね。
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BWミュージカルのストライキについて~この記事を見よ!
http://abccafeex.exblog.jp/6792515/
2007-11-15T02:19:00+09:00
2007-11-15T02:19:02+09:00
2007-11-15T02:14:59+09:00
redandblackextra
そのほか
今回のストの要因(大道具さんのギャラが38%削減になったのがきっかけ)とか、
突然のストで残念がっている観光客のために、役者が歌のプレゼントをした話とか、
日本では役者の組合がないから、同じような要求をしても多分跳ね返されてしまうだろう、とか…
どれもこれも、一般のマスコミ報道ではわからなかったこと。そして一役者として、このニュースを他人事ととらえず、自分の身におきかえて意見表明している姿勢が素晴らしい。
わたしの情報検索力が足りなかっただけかもしれませんが、
少なくとも天下のasahi.comには、今回のストの背景を知らせる情報はありませんでした。観られなかった観光客の愚痴だけしか載っていなく、今回のストの背景にはまったく触れられていなかったのです。asahi.com、これじゃだめじゃん!
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One day more - あともう一日
http://abccafeex.exblog.jp/6792262/
2007-11-15T01:39:00+09:00
2007-11-15T01:44:12+09:00
2007-11-15T01:39:41+09:00
redandblackextra
舞台にまつわる話
原詞「one day more to revolution…」「one more day before the storm…」に対応する日本語詞自体はさほど大層なものではありません。だけどワインで心を解放してワンデイモアという歌全体を聴いてみると、「どんな人にも明日は来る、だから今がつらいからといって死のうとするな、生きろ」というメッセージが聞こえてくるような気がするのです。
エピローグで「どんな闇夜もやがて明日が」という歌詞があるけど、それと同じことがワンデイモアでも歌われていると思うのですよ。
レミゼは登場人物のほとんどが死んでしまう暗い物語だけど、それでも観終わったあとになぜか希望が感じられるのは、この「明日は来る、だから生きろ」というメッセージに、強い説得力があるからなんじゃないかな。死んだキャラクターたちも、「まだまだ生きて、こういうことをしたい!」という志半ばにして死んでしまったのだと思うしね、ジャベール含め。
2009年再演説は、どうやら「説」ではないっぽい。うふ。
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Drink with me
http://abccafeex.exblog.jp/6760918/
2007-11-09T00:22:47+09:00
2007-11-09T00:22:47+09:00
2007-11-09T00:22:47+09:00
redandblackextra
そのほか
盛り上がり倍増、いや3倍、4倍になるだろうなー。
だって、これ書いてる今がそうだもん。夜明けの色のワインを飲んで、英語版のレミゼCDを聴いているのさ。
いろんなブレーキがかかっている心をワインで解放して、思い切りレミゼを味わうって、最高だな。
博多座ではロビーでグラスシャンパン売ってたね。「一杯飲んで舞台を観たらどんなかな?」と心揺れたけど、やっぱりやめた。疲れてるときにアルコール飲むと、眠くなっちゃうことがあるから。博多座観劇したころは確かに忙しく、十分に眠れていなかったので、これでシャンパンなんか飲んじゃったら観劇中に寝ちゃうかも…と思い、夢はあきらめたのでした。
それにしても、博多座公演終わったというのに、いまだレミゼのCDから離れられない。赤ワイン飲んで気分高揚させながらOne day moreを聴くこの興奮、どうよ。
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ひとりである、という力
http://abccafeex.exblog.jp/6707937/
2007-10-30T01:05:00+09:00
2007-10-30T01:13:39+09:00
2007-10-30T01:05:14+09:00
redandblackextra
舞台にまつわる話
博多で観た真綾エポ、暗い客席に向かって「♪ 幸せの世界に縁などなーーーーーい」を叫んだあと、肩で息をしていた。しばらく空気が止まったあと、「♪……愛してる」とつぶやくのも精一杯という様子。だけど、歌の最後「♪ でも ひとりさ」が、「逃げ」や「あきらめ」に聞こえることはなかった。あの言葉には、どんな力がこもってるんだろう。
「♪ 縁などなーーーい」という叫びは、マリウスという夢との決別だ。「愛してる」と言ってみたって、もはやだれにも届きはしない…。
いや、違うな。ちゃんと届いているよね、彼女自身の心に。夢が消えたのを目の当たりにして、生きる意味すらなくなったかのように思えたけど、心の奥をのぞいてみれば、「愛してる」という気持ちがまだ残っていた。そこに気づいて、エポニーヌは再び生きる力を得たんじゃないかな。「♪ でも ひとりさ」は寂しいつぶやきだけど、夢にすがるんじゃなく、自分の心に従って生きていくんだという意志が感じられる。
ひとりでいることで生まれる力、真綾エポの小枝のような細い身から、舞台全体にしっかりと放たれていた。なんて悲しくも強さを秘めた歌なの、On My Ownって。
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レミゼ以外で、毎週通ってもいい舞台
http://abccafeex.exblog.jp/6414360/
2007-09-06T23:00:00+09:00
2007-09-06T23:28:54+09:00
2007-09-06T23:00:52+09:00
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舞台にまつわる話
もちろん、うれしさのあまりに。
待ってました! 祝 ウーマン・イン・ブラック 再演!
これ、わたしが演劇鑑賞というものを好きになるきっかけになったストプレ。もちろんその前にレミゼにはハマってたわけだけど、それ以外の舞台作品を自分でチケット買って観に行ったのは初めてだったのね。「レミゼ初演のテナルディエと大地の子が出てるのか」と興味を持って、ほんのヒマつぶしのつもりで行ったが最後、舞台の魔力にひきずりこまれちゃったのです。
英国生まれのゴシックホラー。語り部は俳優ふたり、あるのはごくわずかな小道具のみ。壇上で俳優は演技しているのだけど、本当の舞台はそこじゃない。観客の想像力の中だ。小道具大道具に頼るのではなく、巧みな語りによってムクムク広がる想像の中に、英国の古くて哀しい物語が描かれていく。目の前に見えないものまで手に取るように感じられ、行ったことのない土地のさびれた風景がリアルに見える。その不思議な世界が心をひたひたと侵食していき、そして最後には…。
このスリルにすっかり虜になっちゃって、パルコ劇場に行くたび、アンケートに「ウーマンイン・ブラック再演希望!」って書いたものです。ロンドンでも合計2回観たなあ。あっちでは20年もロングランしているんだけど、わかる気がする。結末は知っていても、あの「心ひたひたと侵される感じ」を何度でも味わいたくなるんだよね。
ああ、来年8月が本当に待ち遠しい。毎週通ってもいいくらい。パルコ劇場という、わずか400席あまりの劇場でやるっていうのが、臨場感あっていいんだよね~。]]>
夜中のつぶやき
http://abccafeex.exblog.jp/6392292/
2007-09-03T01:56:47+09:00
2007-09-03T01:56:47+09:00
2007-09-03T01:56:47+09:00
redandblackextra
そのほか
千秋楽から1週間たった今ごろになって、禁断症状か…。
いま青盤でABCカフェ聴いてます。岡アンジョが「♪ 群れとなり~て~」をやってます。若い!そして、このころ(1994年)の「民衆の歌」は、ゆっくりめなのね。一歩一歩しっかり地面を踏みしめて行進しているイメージ。
あーあ、レミゼのない日常に、いつになったら慣れるだろう。
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タナボタガラコンで歌ってほしい曲
http://abccafeex.exblog.jp/6294913/
2007-08-17T02:53:00+09:00
2007-08-17T02:54:28+09:00
2007-08-17T02:53:27+09:00
redandblackextra
そのほか
◎わたしが今回の希望曲を考える上での条件
・シンプルに歌だけで「スゴイ!」とうならせてくれる曲
(今回はお役所とのタイアップ公演だから、いつものコスプレが期待できなそうだもん)
・あまりマニアックすぎないこと
(上と同じ理由。ミュージカルファンだけが内輪で盛り上がるような曲は、やめたほうがよいでしょう。)
・ミュージカルになじみのない人が聞いて、興味を持ってくれそうな曲
・わたしが聴きたい曲
では、いってみましょう。
主な出演者:石井一孝、吉岡小鼓音、樹里咲穂、林アキラ、岡幸二郎
「世界が終わる夜のように」または「サンアンドムーン」(ミス・サイゴン)
…山崎クリス&伊藤キムで。クリスになってほしい人と、キム経験者。2008年公演の宣伝にもなって、いいじゃん。
「オペラ座の怪人のテーマ」(オペラ座の怪人)
…岡ファントム&吉岡クリスティーヌで。以前も聴いたことありますが、ぜひ今回も。フルオケのコンサートなのに、この曲やらないなんて手はないでしょう! この2人がそろうなら、もう絶対やってくれなきゃ。
「I'll Cover You」(RENT)
…岡さんと林さんで。どっちがコリンズでどっちがエンジェルでもいいや。前回のタナボタでふたりが男の友情を歌うのを聴いて「いいなあ」と思い、今度は男の愛情の歌を歌ってほしいなと期待しているのです。実はこの曲、むか~しのタナボタで歌われたことあるみたいだけど、今回再登場でもいいよね。東宝版のRENT上演も控えていることだし。
「5人ワンデイモア」(レ・ミゼラブル)
…ずいぶん前のタナボタで「6人ワンデイモア」をやってくれたけど、5人でも何とかやってほしいな。勝手に割り振ってみたよ。
石井さん(マリウス(バルジャンと声かぶるところ除く)&バルジャン&アンサンブル)
吉岡さん(コゼット&アンサンブル)
樹里さん(エポニーヌ&マダムテナ&アンサンブル)
林さん(マリウス(バルジャンと声がかぶるところ)&テナルディエ&アンサンブル)
岡さん(アンジョルラス&ジャベール&アンサンブル)
どうだ! 聴きたいでしょ~?]]>
グランテールは虹の空へ飛びました
http://abccafeex.exblog.jp/5964928/
2007-06-25T00:34:00+09:00
2007-06-25T00:48:32+09:00
2007-06-25T00:34:30+09:00
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舞台にまつわる話
今日の昼の部は、初々しくも役がしっかりはまっている「原田アンジョルラス×山崎マリウス」、夜の部はまるで兄弟のようなコンビの「岸アンジョルラス×藤岡マリウス」。ああ、なんて幸せなマチソワだったのでしょう。
とりわけ、夜の部はいろんな意味でみっちり濃ゆい舞台だった。「惨めな人々」という暗いタイトルの芝居なのに、終わったときにはなぜか幸福感に満たされる。レミゼならではのこの幸せな気持ちを久しぶりに味わった。
書きたいことはいっぱいあるけれど、今日はこの話だけにしよう…。
藤岡マリウスが撃たれたあと、再びバリケードへ上ろうとする岸アンジョルラス。そこに松村グランテールが立ちはだかる。無言でアンジョルラスを制止しようとするグランテールに対し、アンジョルラスは何をしたか。優しい目で微笑みを浮かべながら、グランテールの左頬に手を当てて、そっと撫でたのだ。そして身をひるがえし、二度と戻ることのない道を駆け上がっていく…。
何これ。いったい何のまね? こんなことされたら、グランテールもマリウスみたいに虹の空へ飛んでいっちゃうよ。いや、実際飛んでいったでしょう。こうなったらもう、アンジョルラスと道を同じくする以外ないよね。
これは恋なの? 愛なの? 友情なの? なんの告白なの? まあ何でもいいんだけど、岸アンジョルラスのすることって、いつもながら想像がつかない。]]>
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