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『SHIROH』 原作戯曲を読み終わった
ゲキ×シネ『SHIROH』の上映が昨日で終わっても
←この画像 を外さなかったのは、原作戯曲のことも書いておきたかったからです。 わたしは買ってから分かったのですが、これはミュージカルの台本ではないので、歌詞がすべて載っているわけではありません。「あとがき」にありますが、ミュージカル化する前の準備稿が、この原作戯曲とのこと。でも「そのまま上演可能な形で書き込んで」あります(あとがきより)。 舞台にはない場面もあるし、台詞がちょっと違うのもあるし、死に方が違う人もいます。特に「まるちり」シーンは大きく描き方を変えています。柳生十兵衛は、全体的に戯曲のほうが詳しく書き込まれているかな。 ゲキ×シネを観ながら「CDを買うべきか、戯曲を買うべきか」と思い巡らせていたのですが、始まりとラストで寿庵とお紅が問答しているように、「彼らはなぜ死に、彼女はなぜ生かされるのか」という問いが一番気にかかったので、音楽抜きで物語を考えてみたくなり、本を買ってしまったというわけです。 戯曲だと、いろんな登場人物の視点で物語をくりかえし味わうことができるので、これまで見えなかった心情が浮かび上がってくるかのよう。はやる気持ちを抑えてじっくりページを追っていきたくなります。けれど、自分のような凡人の理解力ではいくら読み込んでも足りないだろうな…。年月がたっても魅力の失せない作品だと思うので、これからも折にふれて読んでいこうと思っています。
by redandblackextra
| 2005-09-10 23:58
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