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> 『エリザベート』(5) やはり2階席でも観ねば
(9/4の感想などを少しずつ)

◎2階席ならではの発見

『エリザベート』を帝劇の2階で観たのは、もしかして初めてかも。「我ら息絶えし者ども」で、エリザベートゆかりの登場人物が棺からわらわらと出てくる様子がよく見えたのは、儲けものでした。1階だと、後方の人が重なって見えにくいときがあります。
特に昨日は、上手後方の棺から小さいルドルフが床に這いつくばるように身を伸ばして出てくるところを見つけてしまい、そのいたいけな姿から目が離せませんでした。大人たちと同じ振り付けで踊っていて、しかも全然ずれてないんだもの。

もう一つ。これは演出の意図なのか分かりませんが、「あなたが側にいれば」で若いシシィとフランツが「♪好きよ(だ) あなたが必要よ(だ)」と気持ちを誓い合っているとき、ライトが強く当たっていて、後ろに二人のシルエットが長く伸びていました。幸福の頂点に差すこの影が、やがて訪れる暗い未来を予告しているように見えたのですが、本当のところどうなのでしょう。

◎内野トートの美しい身のこなし

「エリザベート泣かないで」で内野トートは机の上に寝そべって妖しい視線をシシィに投げた後、身体を起こして彼女を抱きとめますが、なぜあんなにやわらかくすべるように動けるのでしょうか。ルドルフの葬儀で、棺から外に出るときだって、間違っても「よっこらしょ」なんて掛け声の入る余地はありません(すみません)。 一歩ずつゆっくり足を動かすのですが、さりげなくコートで足元を覆ったりするなど、所作のすみずみに神経が行き届いていることに、あらためてため息が出ました。こうした細かい演技を少しずつ少しずつ積み上げていくことを考えると、役者さんにしてみれば3時間の舞台はどれくらいの長さに感じるのか…(観客にとっては、いつもあっという間だけど)。

◎ルドルフ葬儀の照明色
(舞台の感想からやや外れます)

あの紫がかった照明は、ウィーンに旅行したときカプツィーナー教会地下で見た、シシィ本人の棺の色を思い起こさせました。薄い紫色だったような印象が残っていて…。実際にはほのかにピンクか紫に色づいている程度だったと思いますが、そこに捧げられていた花の色のせいか、「紫」のイメージがすりこまれています。
確か以前の公演パンフレットにスタッフのだれかが「そこでエリザベートとトートの魂が舞っているのを確かに見た」というようなことを書いていました。霊感などはあまり信じない私でも、その気持ちは少し分かる気がします。ハプスブルク家代々のご先祖が眠るあの部屋は、棺かららささやく声が冷たい空気の中に満ち満ちているような気配があり、怖くてとても一人では歩けませんでした。

ところでシシィは、どこに葬られたいとか希望を残してはいなかったのかしら。それとも、死後の希望すら持てずに現世をさまよっていたのか…。
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by redandblackextra | 2005-09-05 23:59 | 舞台にまつわる話

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
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