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> 『オペラ座の怪人』 クリスティーヌの心があふれる
先週観てから中4日で、また行っちゃった。クリスティーヌとメグが新しいキャストになっていたんですもの。ファントムとラウルは前回と同じです。

沼尾クリスティーヌ、舞台の主軸として、とても存在感がありました。「Think of me」も声色豊かに歌い上げていて、「カルロッタに取って代わる実力の持ち主」という設定を余裕でクリアしているので、安心して物語に入り込んでいくことができます。高い音を出しているのに、キンキンした硬さがなく、まろやかな声が心地いい。

魅力は歌だけじゃなく、彼女がみせるファントムへの想いにもありました。これくらい感情があふれているクリスが、わたしは好き。オペラ座の屋上でラウルに「♪ あたしは見たのよ…(中略)…ひきつっている恐ろしいあの顔」と恐怖を訴えたかと思ったら、突然うってかわって温かく「♪…あの声」と懐かしい人を慕う表情になります。恍惚として「♪ あの声はすべてを包み わたしの胸の中に」と歌うときの、「♪ …あの声は」という静かな始まりが素晴らしかった。大切な何かを慈しむ気持ちが表れていて、ファントムの声がどんなにクリスティーヌを虜にするのかみっちり伝わってきました。レミゼの山口バルジャンが「彼を帰して」で、「♪ 神よ…」と歌いだすときの優しいささやき声と、印象が似ていたような。

ラウルへの愛情は持ちつつも、音楽の天使に惹かれてしまう彼女。「墓場にて」のデュエットは完璧なまでに二人の世界が出来上がっていたので、思わず舞台に向かって「ラウル邪魔。来るな」と念を送りたくなりました。

そして特筆すべきは「Point of no return」。「♪ 恋の血が通い 恋の炎燃え わたしを焼きつくす」でファントムを惑わす色気といったらもう。「恋の『炎』燃え」と「炎」に力を入れていたのにも、複雑に燃え上がるクリスティーヌの愛を感じたな。初めて涙浮かんでしまったよ。

最後にファントムに指輪を返すときには、これまでの観劇では持ち得なかった感情がわいてきました。ファントムとクリスティーヌの間に通いあった気持ち…。それを逐一説明するのは野暮な気がするのでしないけど、今日観たこのシーンをきっかけに、わたしにとって『オペラ座の怪人』は娯楽の粋を超え、自分を成長させてくれた作品のひとつになりました。

初めて観た荒井メグ、「Angel of Music」は少女らしいかわいい声で上手かったな。ダンスも軽やか。「マスカレード」のミニスカート衣装がよくお似合いでした。

佐野ファントムは前回ほんの少し調子悪かった「♪ 心のおもむくままーー」もバッチリ。ほかのファントムもそうだけど、マントさばきや立ち姿勢がきりっとしていて本当にきれいです。「もしも」の話だけど、こういう仕草の美しさに人一倍のこだわりがある岡さんがファントムやったら、それはもう見事だろうな。

余談ですが、劇場で売っていたCD(今井ファントム・井料クリスティーヌ)のキャストに、「ヘアドレッサー・佐野正幸」という表記がありました。佐野ファントム、昔はこんな役名だったのね。でも、「ヘアドレッサー」てどの役? どの場面で何歌ってるの? 気になるなあ。
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by redandblackextra | 2006-09-27 01:31 | 舞台にまつわる話

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
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