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> タナボタ企画「Nothing But Musicals Gorgeous」(3)
いま、『RENT』のCDかけて、「I'll cover you」を4回リピートして聴いています。なんでこんなことしているのか… その理由は最後に。

3日間にわたって書いてきたタナボタの感想、最後は「総合部門」です。

◎総合部門

・One (タナボタオールキャストで)

改めて説明するまでもない、『コーラスライン』(←クリックすると音が鳴るかも)の超有名なナンバーです。このミュージカルの象徴ともいえる大きなミラーがステージに降りてくると、今回のタナボタに出てるキャストが全員そろって、黒とシルバーのまぶしい衣装を身につけて登場。舞台で観るのと同じかたちの帽子を手に、一列に並んでかっこよく脚を上げながら、元気に「One!」と歌ってくれました。あぁ観にきてよかったという気持ちがじわじわ湧き上がってきた、2幕ラストの曲でした。

若いダンサーたちが厳しいオーディションに挑む様子を描いた『コーラスライン』、劇団四季で何回か観たことがあります。ときどき退屈になるシーンもあるのですが、最後にはいつもこの「One」で、おいおい泣かされちゃうんだよね。負けることがあったとしても、やりたいことに挑戦して生きていきたい。そういう勇気が出てくる作品です。

タナボタバージョンでは、歌詞がオリジナルのものでした。四季だと「♪ ひとりひとり素晴らしい人」という詞にみられるように「Only one」の意味合いが強いのですが、忠の仁さんの詞では「♪ 目指すは Number one」とはっきり歌われていました。この歌詞、わたしはとてもいいと思ったな。容赦なく序列をつけられる厳しい現実を抱えながら、それでも夢を追うことを選ぶというすがすがしい覚悟の気持ちが、こちらまで伝わってきました。

そういう素晴らしい詞を、タナボタキャストがみんな、誇らしい笑顔で歌ってくれるんだもん…。舞台への愛、この場を分かち合っている人々への感謝、公演に対する充実感。客席も皆一緒に心を震わせていたように思います。ちょっと胸が熱くなって涙出そうになったよ。この感じ、レミゼの「ワンデイモア」を聴いたときとなんだか似てるね。

というわけで、この歌がわたしにとってタナボタ総合部門1位でした。

◎おまけ部門

わたしの夢。もしタナボタでお客からのリクエストを受け付けてくれるなら、これをやってほしいわ。

・『RENT』の、「I'll cover you」 (岡エンジェル、林コリンズで)

面白くもあったかいトークで舞台を和ませてくれた林アキラさん。岡さんとデュエットした友情の歌「’Til Him」が良かったので、今度は男同士の愛情の歌もお願いしちゃいましょう。レミゼの司教様・アンジョルラスとして出会って以来、長年の仲間である二人の、美しいハモリを聴いてみたいなあ。岡エンジェルのコスプレも見ごたえあると思うし! う〜、アンケートに書いてくればよかったなあ。
by redandblackextra | 2006-09-06 01:59 | 舞台にまつわる話

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
by redandblackextra
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