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> 『エリザベート』 千秋楽ということを差し引いても、良かった
チケットの神様の思し召しで、千秋楽を観てまいりました。

『私が踊る時』、これぞ得心のゆく歌よ。シシィとトートの思惑が舞台の上でぶつかり合い、バチバチと火花を散らしていました。近付いても、くっつかない。自分の望みを相手におもねない。この場面の二人の緊張感、好きなのです。

ルドルフの葬儀後、トートに向かって「♪ あげるわ命を 死なせて」と嘆くシシィ、「死なせて」がひときわ力強く響いて、感情の盛り上がりが見えました。

山口トートは『最後のダンス』こそ鳴り止まぬ拍手をさらっていましたが、全般的には、いい意味で平常心のステージを見せてくれました。1幕最後、「♪ お前しか見えない 愛してる」とシシィの背中に呼びかけたあと、顔を横にそむけてしまいます。ここでじっと彼女を見ないのは、、前から同じだったかな? 少し気になります。ともあれ今日の山口さんは「楽だから目立とう」という演技ではなく、いい意味で、一路シシィの引き立て役に徹していたように思います。

「Hass」から「マイヤーリンク」までは、舞台全体にいっそう説得力がありました。人々の心が冷たく硬くなってゆく国、ひたひたと近付いてくるファシズムの影…。「愛国心」が評価され、「共謀罪」なる法律が成立しようとしている今の日本も、もしかしたらこのシーンと同じじゃないのか。

特別カーテンコールは、全部でなんと45分。アンサンブルさん含め一人ひとりの紹介がありました。司会に関しては改善してほしいところも。冗談のつもりだったのかもしれませんが、常識から考えて笑えない言葉がありました。「ネットで今日のチケットは○○万円まで値上がりしていたようで…」なんてコメントも、舞台に出てる人が言っちゃだめよ。悪気がないのは分かるけど、これでカンパニーの品性が疑われたりしたら、もったいない。

そうまさんが「大きな古時計」の替え歌で「♪ 大きなのっぽの山口さん、幸せな一路さん~」とアカペラで美声を披露してくれたのには、ほのぼのしました。ほかのキャストのことも同じように歌ったんだけど、詳しい歌詞忘れちゃった。東宝さん、HPにアップしてちょうだいな。

山口トートが、一路さんと内野さんに向けて「幸せに 、なれぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」と、祝福の雄たけびを上げたあと、一路さんのごあいさつがよかった。「私は宝塚というところにいたのですが…」という謙虚な言い方。宝塚と東宝、両バージョンの『エリザベート』を牽引してきた存在なのに、驕り高ぶったところがまったく感じられません。通算10年間、たいへんな緊張感だったろうな。

演出の小池氏による微妙なコメントのときは、一路さん、恥ずかしがって山口トートにしがみついて、背中に隠れちゃってた。二人の信頼関係が垣間見えて、微笑ましくなりました。

それはともかく、本編は千秋楽ということを差し引いても深みのあるいい内容だったと思います。ありがとう。
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by redandblackextra | 2006-05-29 00:34 | 舞台にまつわる話

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
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