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『エリザベート』お祭りです
レミゼのときは日生劇場のステージの狭さがそんなに気にならなかったのですが、エリザだと違うね。冒頭、棺桶から登場人物がのそのそ起きだしてくるところなんか、奥のほうにいる少年ルドルフまでよーく見えたもの。帝劇だと、2階席じゃないと見えにくかったと思います。
山口さんはすっかりトートになってるわ… と思ったら、少しバルジャンが重なる部分もあり。「愛と死の輪舞」で「♪ 今こそ黄泉の世界へ迎えよ~う」でシシィに向ける眼差し、コゼットを見守る優しいパパみたい。ま、それも愛か。ここ、内野トートははっとするように目を見開いて「しまった! 惚れてもうた!」と、はっきり表情に出してました。いつもオペラグラスでチェックしてたっけ…。 「最後のダンス」は迫力大サービスでございました。去年の山口さん楽に次いで聴き応えあったかな、わたしの中では。 そうまフランツは、もうジャベールの面影なんかまったくなく、見事な「♪ マザコン皇帝」っぷりに惚れ惚れ。「夜のボート」でひたすら気持ちを訴え続ける様子は、引き付けられますな…。あれだけ想いを寄せられて、わたしだったらフランツの立場になびいてしまう気もしますが、それでも「無理よ」と離れていくのがシシィの特別たるゆえんなのでしょう。 舞台のスペースの都合なのか、ちょこちょこ変更になっているところもありました。「♪ サーカスごっこができるぅ~」の振り、バートイシュルの自然を表すセット(最初、冗談かと思っちゃった)、「ミルク」でルキーニと民衆が登場する位置、などなど。 でも全般的には大きく変わったところはないのかな。一路シシィ、最初はあまり声が出ていなくてはらはらしましたが、さすがに「私だけに」からはきっちり歌い上げてくれました。 カーテンコールは、今日初日を迎えた山口さんへの掛け声が止まなかった。客席は、まるでお祭りのような熱狂ぶりでした。
by redandblackextra
| 2006-05-04 17:52
| 舞台にまつわる話
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