>
> 以前の記事
> 最新のトラックバック
> 検索
|
>
坂本真綾さんの強く繊細な感性
『レ・ミゼラブル』にエポニーヌ役で出演していた坂本真綾さん。彼女の千秋楽公演では、演技もカーテンコールのあいさつも、心の奥をぎゅっとつかまれるような思いがしました。わたしがエポニーヌに希望と強さを感じるようになったのは、なにをかくそう、坂本さんの演技がきっかけなのです。
彼女の公式サイトを見つけてなにげなく読んでいたら、「千秋楽」と題するエッセイがありました。「(カーテンコールで)本当はこんなことが言いたかったのです」ということが丁寧につづられています。 レミゼのプログラムにある一言メッセージでもそうなのですが、大切なことを簡潔に表現できる人だなと思います。シンプルな文章の中に、ものごとの核心をとらえた鋭い観察眼が光ります。1999年から不定期に掲載されているこのエッセイ、思わずバックナンバーをほとんど読んでしまったのですが、歳を重ねるに従って、強く繊細な感性に磨きがかかっていくのが分かります。 特に最近のものは「素人の書くレベルではないな、これは」と思ったのですが、なるほどその通り。エッセイ集も出していたんですね。女優、声優、歌手と広いジャンルで活躍する坂本さんですが、文章の才能にも長けていたとは。書くことは楽ではないかもしれませんが、ぜひ続けていってほしいものです。
by redandblackextra
| 2006-04-30 01:20
| 舞台にまつわる話
|
ファン申請 |
||