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> 『モーツァルト!』 (2)久世男爵夫人にうるっときた
再演を観るのはこれが初めてだし、ストーリーを把握するので精一杯だろうから、今日は泣かないだろう。そう思ってハンカチはバッグにしまったまま観ていました。でも、男爵夫人が歌う「星から振る金」で不意にうるっときてしまったのです。ザルツブルクでくすぶっているヴォルフガングに、ウィーンへ出て才能を磨くようにと促す歌です。

ヴォルフガングを外へ出したくない父レオポルトに向けて、「愛とは解き放つこと 愛とは離れてあげること」と諭しています。「そうだ、初演観たときもこの歌詞にぐっときたなあ」と思い出しました。そのときの男爵夫人も、今回と同じ久世星佳さん。若い才能を慈しむ優しさと、責任持って育てていかねばという毅然とした姿勢を兼ね備えた、気高い貴族でした。当時の貴族は、芸術家のパトロンになるという社会的役割を担っていたんですよね(おそらく)。

今回見た再演では、ヴォルフガングとその家族を見守る気持ちが、より濃く伝わってきたように感じます。

初演の翌年、久世さんが「欲望という名の電車」に出ているのを観ました。その印象が、「M!」の男爵夫人にちょっと重なります。精神を病む姉ブランチをだれよりも想っているのに、自分の手には負えず、最後に病院へ送るという苦渋の決断をする妹ステラ(久世さん)。医師に連れられていく姉を見送るとき思わず「ブランチ!」と泣き叫んだ姿には、涙止まりませんでした。

「欲望~」と「M!」とでは設定が違います。でも、険しい道を行く者へ寄せるまなざしは、同じといえるでしょう。それを情感たっぷりに伝えてくれる久世さんの「星から降る金」には、やはり熱いものがこみ上げてくるのでした。
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by redandblackextra | 2005-07-18 21:55 | 舞台にまつわる話

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
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