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> 『LAST SHOW』 (2)客席と舞台をつなぐ役者
昨日書いた「あらすじ」に出てこなかった登場人物がいる。TVディレクターである夫の上司と、彼らが取材している動物愛護家だ(※)。後者の男を演じているのが、古田新太さん。シリアスな場面と、笑えそうで笑えないシュールな場面が入れ替わり立ち替わり出てくるのだが、古田さんの演技は、そのどちらにおいても真っ直ぐ心に飛び込んできた。つべこべ理屈を考える間もなく、気がついたら納得させられていたという感じである。

このパワーを最も感じたのは、…「例」のシーン。これから観る人のために詳細は伏せるが、手にしているものはどう見てもフェイクなのに、そこで立てている生生しい音や目つきが、この男のリアルな執着心をむきだしにしていた。傍目には常軌を逸しているが、彼にとっては普通のことだから、冗談言ったり笑ったりしながら「例」の行動に及んでしている。この対比がもたらす違和感が胸に刺さり、自分にとって理解不能と思われたこの設定を考え続けずにはいられなくなってしまった。

感情移入しやすかったのは、永作博美さん演じる妻だ。現実にはありえない状況のシーンでも、彼女は無理にテンションを上げ下げすることなく、普段の視線で感じるままに喜び、怖がり、怒っている。物語の進行に無理(非現実的な場面)があっても、感情に無理がないのだ。そんな永作さんは、芝居の思いがけない展開にとまどっていた私にとって、よきガイド役でもあった。

なじめないのに、気になっちゃう。これも、一世を風靡している長塚演出作品の魅力なのだろうか? この先、別作品も観てみたいと思う。

(※)登場人物はあともう一人いるけど、観てからのお楽しみにしたほうがいいでしょう…
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by redandblackextra | 2005-07-13 23:21 | 舞台にまつわる話

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
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