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> 七月大歌舞伎『NINAGAWA 十二夜』(2)この役者が忘れられず…
歌舞伎は、顔にいっぱい塗り物をして着物をたくさんまとって外見を作りこんでいくせいか、舞台で観る役柄と、役者さんの素の表情では、印象が大きく違うときがあります。

「十二夜」でそれを最も感じたのは、安藤英竹(原作名サー・アンドリュー)を演じる尾上松緑さん。土地持ちの成り上がり貴族である英竹は、教養も礼儀も知らないうつけものです。でもなんだかかわいらしくて、昨日書いた織笛姫の次に、気になる存在になってしまいました。これは松緑さんが、騒がしい役柄とは反対に、「引き」のお芝居に徹していたからではないかと思います。

プログラムでも「こういう役はやりすぎるとあざとくなってしまうでしょうし…(中略)…演出家のおっしゃることをよく聞いて、台本に書かれていることに忠実に、ノーマルにできればと思っています」と語っています。30歳の大人の視点。

そうそう、衣装が一番ユニークだったのも英竹です。赤のラメっぽい着物に、足元は「ブーツなどを履いております」(イヤホンガイド解説より)。本当に赤いきらきらブーツでびっくりでした。がに股気味のおどけた歩き方、階段での転びっぷり、「ボク、もう帰るぅ!!」という子どもっぽさなんかを笑っているうち、織笛姫がうとましく思っているダメ男だというのに、うっかり夢中になるところでした…。

「やられた」と降参する気持ちになったのは、腰元・麻阿(原作名マライア)を演じた市川亀治郎さん。29歳であの落ち着きと、男たちをあしらう女の手管をモノにしているとは、恐れ入りました。若いのに、精神的な余裕を感じさせます。

歌舞伎では外見が型にはめられている分、そこから生まれる空気に、役者の個性が凝縮されているのかな…役柄と素顔のギャップが魅力的なこの2人を観て、そう感じました。
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by redandblackextra | 2005-07-11 23:58 | 舞台にまつわる話

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
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