>
レミゼ日記はこちら
■RED AND BLACK ■ レ・ミゼラブル2007日記

2005年7月4日までの日記はこちら
■RED AND BLACK extra■ 舞台と本の日記
> 最新のトラックバック
噫無情  黒岩涙香
from プロフェッショナルなアーチス..
土曜ドラマ・人生はフルコ..
from 日々雑用
トリッパ
from Kanon's Journe..
料理一筋も悪くない……土..
from Dolphin Kick 2..
#630 土曜ドラマ
from おおなかこなか
日本の「億万長者」は14..
from 失敗しない中小企業の新規事業..
劇団☆新感線「メタルマク..
from ヤマトタケルの夢―市川猿之助..
06/05/01 2回も..
from ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記
■〔映画雑談Vol.20..
from 太陽がくれた季節
米原万理さん 逝去
from 王様の耳はロバの耳
> 検索
> 『エリザベート』(19) 山口トートの千秋楽
誘惑に負けて出掛けました。
帝劇方面からトート閣下に手繰り寄せられるかのように、ふらふらと…。

開演してからも、「う〜、チケット衝動買いしてしまった…」と気にしだすと止まらなくなってしまい(貧乏性)、前楽で山口トート千秋楽だというのに、しばらくの間あまり舞台に入り込めませんでした。

しかし! 
「最後のダンス」を聴いたとたん、そんな雑念は、トート閣下が投げ飛ばすマントのように、どこかへかき消えてしまったのです。
CDでも舞台でも何度も聞いているはずなのに、「なんと! 実はこんな歌だったのか!」 と、曲の底力を思い知らされました。あの山口さんにして、声の量、強さ、勢いが、今までの域を超えています。後半、アップテンポになるに伴って、トートの感情も燃えて巻き上がっていくかのような迫力が押し寄せてきました。前にも山口トートを観たことはあるけれど、ここまで激しかったでしょうか? 「全身全霊」という言葉では足りない。トートの存在を上回る何者かが、エリザベートに襲い掛かかっているイメージです。それを観ている自分も、心拍数上がりっぱなし。
死神の激しい情念が、圧倒的な歌の力に乗ってエリザベートにまとわりつき、しみこんでいく様が目に見えるようでした。

当然、こちらの心もからっぽ。口をぽかーんと開けていたんじゃないでしょうか、わたし。

そして曲の終わり、
♪ 最後に勝つのは お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜れ〜〜さぁ〜〜〜!!

「お〜〜」の長いこと。山口さんの持てる豊かな声を、余すところなく全部出してくれたかと思わせる、堂々の歌唱でした。「ザ・山口祐一郎の世界」とでもいいましょうか、だれにもつくりだせない雰囲気が生まれておりました。

「闇が広がる」など、ほかにもお目目ぱちくりお口あんぐりしながら観たシーンはあったのですが、きりがないので、一番びっくりした「最後のダンス」だけ書いてみました。

井上ルドルフも、さらに熱が増しています。前にも同じことを思ったけど、「HASS」のシーンの終わりでハーケンクロイツの旗を引きずりおろす芝居には、今日も見入ってしまいました。民族主義が台頭するウィーンの街の空気の重さ、固さが、井上さんの所作で確かに伝わってきます。マイヤーリンクでは服を剥がされてトートダンサーにもてあそばれるたびに「うぁあ」「ああっ」というような悲鳴が。ピストルを頭に当てた目は、真っ赤にうるんでいました。

山口トートに、いい仕事を見せてもらいました。たまには誘惑に従ってみるもんですね(あくまで「たまに」ね!)。
[PR]
by redandblackextra | 2005-09-30 00:23 | 舞台にまつわる話

観劇と読書が好き。いや、ほかにもあるかな。当面の間は、ぼちぼちマイペースで更新します。
by redandblackextra
> ファン
> ブログジャンル
> 画像一覧